かあこです。
今回は、長女の出産について振り返ってみたいと思います。
長女の出産は2015年なので、記憶が少しあやふや、かつ情報が古いのでその辺はご了承ください。
無痛分娩を選択しました
出産方法は「無痛分娩」を選択しました。
無痛分娩は麻酔で陣痛の痛みを和らげるものです。
「母たるもの腹を痛めて出産すべし!」なんて意見は古いもの・・。
欧米では当たり前だし、日本でも選択する人の割合が増えてきているようです。
私は痛みには強い方なのですが(歯医者とか割と好きだし、注射も平気)、出産の未知の痛み・・というのだけは本能的に無理!と感じていました。
いつ終わるのか、どんな痛みなのか、ピークは?・・という、すべてが未知!というのが怖かったのです。臆病者なんですよね・・。
しかし、当時私が診てもらっていたK大学病院では自然に陣痛を待って無痛分娩をすることができず・・
2日間予定日を設けて、陣痛促進剤を投与してその間に出産を行うというもの。
麻酔の対応ができる医師が確実にいるときのみできるということだったんです。
※ちなみに私が無痛分娩っていいかも・・と思ったきっかけになったコミックエッセイがこちら。
「ホタルノヒカリ」で有名なひうらさとるさん作です。
興味がある方、ぜひ。
いざ入院!あれ・・陣痛が起こらない・・
入院したのは出産予定日の2日前。入院初日と翌日の2日間の勝負です。
部屋に通され、陣痛促進剤が投与されましたが・・
んー・・まったく気配がない。
数時間後、実母が来ましたが待てど暮らせどこない陣痛。
17時・・タイムリミットです。実母は帰宅し、私は病院で1泊。
翌日、さー!今日こそ!とまた陣痛促進剤投与・・
また実母が来てくれましたが、顔を見るなり、
「ね~まだぁ?」
あ・・飽きてる・・完全に待ちくたびれている・・。
「ごめん・・」
なんで私も謝ってしまうのかっ泣。
(ちなみに実母、超せっかちで若干デリカシーのないタイプです…。)
しかし、母の気持ちもわかります。
私も痛いわけでもなんでないのですが、やはり精神的にキツイのです。
早く赤ちゃんに会いたい・・でもちょっと怖い・・、そして緊張。
この複雑な気持ちが入り交じり、なんだかクタクタになってしまっていました。
そうこうしているうちに2日目もタイムリミット。
「申し訳ないです。麻酔科医の予定日が直近押えられないので、今後陣痛が来た場合、普通分娩となります。」
医師に告げられ、はー・・しょうがないっす。と落胆しましてその日は帰宅しました。
来ちまった・・陣痛・・
その日の深夜、来ました。陣痛が。
最初は下痢?というお腹の痛みからスタート。トイレが終わると、明らかに違う!
生理痛に少し似ているけど、味わったことのない痛みが・・。
「来たよお~」
と主人に告げると、
「マジかよ。この2日、なんだったんだ?」
とびっくりする主人。
ほんとだよ。タイミングが~っ泣。だったらそのまま入院していたかった・・。
夜が明けて、病院に電話をしてタクシーで再び向かいました。
そうです、ちょうど出産予定日になっていました。
痛い!こんなに陣痛がツラいとは・・
病院につくと、すぐに医師の診察を受け、
「あーもう子宮口開いてるね・・」
とのことで、陣痛室に通されました。
すでにはあはあ・・陣痛の波が来るたびうずくまります。
しかし、陣痛室って、看護師さんが意外にかまってくれない(泣)
もうちょっと痛みを和らげる処置とかしてくれるのかと思っていたわ(泣)
(いや、いざ赤ちゃんが下りてくるまで基本的には何もすることないってわかってますけどね。)
いなくなってしまう時間もあるので、陣痛の波がくると頼りになるのは主人だけ。
看護師さんに教えてもらったようにマッサージしてくれるんですが、私のあまりの痛がりように明らかに引いてるんですわ・・。
わかんねーんだろうな!男は~!きーっ!
どんどん強くなる痛み…。
そうこうしているうちに何度か担当医師が見に来てくれます。
数時間後、ちょっと限界かも~!!
と思ったときに口走ってしまっていました・・
「もう切ってください!!赤ちゃん早く出してあげたいですっ!」
ちょっと間があった後、
「・・そ・・そうしましょうか。手術室、確認してみます。」
え!いいのかい?!
その時はかなりびっくりしました。
「中々降りてこないのは理由があるかもしれない。あと2日間待機があって、体力的にも厳しいでしょうから・・」
※医師の発言は正確ではありません。きちんとした医師としての判断があったと思いますので、あしからず。「もう痛みが限界だから」が理由で帝王切開のGOが出たわけではないですよ!念のため。
その後、帝王切開にて無事出産
その後はとんとん拍子で手術の流れとなり、あっという間に無事出産完了。
お腹切ってるのに痛みも何にもないんですよね・・。
すごいですよ、現代の技術は。
出産後、医師から「回旋異常」であったと診断を受けました。
ごく簡単に言ってしまうと、赤ちゃんが子宮内でなんらかの異常で(私の場合、赤ちゃんの体の向きがおかしかったらしい)生まれるための動きがうまくとれない状態になっていた・・ということらしいんですね。
これは分娩開始前に判断することはできないらしいです。
なので、結局は私が言い出さなくても帝王切開になっていたわけです。
主人は未だに、「ギブアップ早すぎだったろ(笑)」と言われますが。
最後まで下から頑張ったお母さんたち!マジ尊敬です。(帝王切開ももちろん別の苦しみがありますので、どっちがすごいとか言ってるわけではないですよ〜)
それにしても、出産は誰しもが絶対に忘れられない出来事になっていると思いますが、私の場合は色々ありすぎて・・。
これは一度まとめておかないとな…と思いまして、記事にさせていただきました。
最後に一つ。この時うまれた長女おねまる。
ちょっとガンコで少し融通の利かない性格なのですが・・
「予定日まで頑なに産まれないなんて…あの頃からガンコだったんだわね。」
としみじみ思ってしまいます。
ちょっと長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます!
ではでは。